生まれつき歯に灰色や黄色の色素が沈着している歯をテトラサイクリン歯と呼びます。
原因は妊婦や授乳中の母親、および永久歯の形成期(出生直後~小学校入学前後の8才頃)までの小児がテトラサイクリン系抗生物質を多量に投与された場合の副作用として歯の変色が起こった歯のことをいいます。
歯の色がグレーや黄色、縞模様になっていたりしたらこのテトラサイクリン系抗生物質の影響で変色してしまった歯である可能性があります。
ここ数年前までこのテトラサイクリン歯はホワイトニング出来ないのでエナメル質に白い陶器等のベニアを貼り付ける方法が採られていましたが、最近のアメリカの研究で過酸化水素でホワイトニング出来ることが分かってきました。
通常のホワイトニングより長期にわたってのホワイトニングが必要ですが歯の色は明らかに白くなります。
テトラサイクリン歯に悩んでいた方には朗報ですね。
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