あなたは『ここはどこですか?』を英語で言える?
あなたへの5つの質問
さてさて、まずはちょっとしたクイズから始めましょうか。堅苦しく考えなくて大丈夫。気楽に読んでみてください。
これから出す5つの質問。あなたがもし、これを英語でちゃんと自然に答えられるなら……うん、正直、この記事は最後まで読まなくてもOKです(笑)
では、いってみましょう!
第1問
「ここはどこですか?」
(例:ニューヨークで迷子になってしまったとき)
→ 英語でどう言いますか?
第2問
「足もとに気をつけて」
(恋人と歩いてて、段差でつまずかないように声をかけるような場面です)
→ 英語でなんて言いますか?
第3問
「はい、ここにあります」
(「ナイフある?」と聞かれて、ポケットから出して渡すとき)
→ 英語で何と言いますか?
第4問
「はいってます」
(トイレに入ってて、ノックされたときに返事するとしたら)
→ 英語でどう言いますか?
第5問
「もういい?」「いいよ」
(お酒をついであげるときや、子どもに「そろそろトイレ行こうか」って言うとき)
→ 英語でどう表現しますか?
多くの人がこう答えました
実際、今までいろんな人にこの質問をしてきました。すると、けっこうな確率で以下のような答えが返ってきます:
第1問
Where is here?
What place is here?
Where is this place?
What place is this?
第2問
Take care under your foot.
Take care of your foot.
Take care lest you should not fall.
第3問
Yes, it is here.
This is the knife.
第4問
Mr. So-and-so is here.
I am here.
I am inside.
第5問
Already?
Finished?
Is this enough?
Yes.
O.K.
Yes, it is enough.
正解はこちら!
第1問
Where am I?
第2問
Watch your step.
第3問
Here you are.
第4問
Someone in.
第5問
Say when.
(「いつ止めたらいいか言ってね」という意味)
なぜ間違えちゃうの?
たとえば「Where is here?」って、一見合ってそうに見えるかもしれないけど、実際のところ英語ではそんな風には言いません。
“Where” は「どこに」、”here” は「ここに」なので、「ここにはどこにありますか?」ってちょっと変な感じになっちゃいます。
つまり、日本語をそのまま英単語に置き換えて並べただけ。しかも、よくあるのが「うろ覚え」の単語を使っちゃうこと。
「What place is here?」とか「Where is this place?」もよくあるけど、正直どれも惜しいけどズレてます。
「足もとに気をつけて」の誤訳あるある
「Take care of your foot」っていう人、めちゃくちゃ多いです。でもそれ、実は「足、大事にしてね」みたいなニュアンス。ちょっと違うでしょ?
そしてさらにややこしいのが「Take care lest you should not fall」ってやつ。これはもう完全に古典英語。言うなら時代劇レベルです(笑)
自然な表現って大事
こういうときにネイティブが使うのは Watch your step.
これが一番自然で、しかもやさしい英語。映画でもニュースでもよく聞きます。
やさしい英語って、こういうこと
やさしい英語っていうのは、単語が簡単とか、文法がやさしいって意味じゃないんです。
実際にその場面でネイティブが使っている自然な言葉で伝えること。それが一番大事。
どれだけ難しい単語を知ってても、使いどころを間違えてたら意味がないんです。
